12月19日、5年生は総合的な学習の時間で、お正月飾り作りにチャレンジしました。作り方を教えてくださったのは市文化財課の皆さんです。
5年生は今年、総合的な学習の時間で、米作りについて学んできました。白根東小学校のある西野地区や在家塚地区には田んぼというものがぜんぜんありません。田んぼで稲が育つ様子についてじっくり見たことがあるという子どもは、ほとんどいませんでした。
もちろん学校にも田んぼはありません。ペットボトルに土を入れて小さい田んぼをつくり、稲の苗を植えました。
春に植えた稲が夏の間にぐんぐん大きくなって、秋には見事に稲穂が垂れました。稲刈りをして、残った藁の利用方法を文化財課の皆さんに教えていただいたのです。
昔の人は藁を無駄にはしませんでした。藁を材料に、いろいろな道具を作って生活の中で使っていたことを教えていただきました。
藁をすぐって、たたいて、編んで、しめ縄をつくるやり方を教わりました。そのしめ縄で、お正月飾りを作りました。
簡単なように見えて、上手に編むのは難しかったです。それでも無心に編んでいると、結構な長さのしめ縄ができました。
しめ縄で輪を作り、結んで形を整えて、お正月飾りにします。最近は手作りのお正月飾りを飾る家もほとんどなくなりましたが、作ってみると楽しいものです。ていねいにご指導くださった文化財課の皆さん、ありがとうございました。