６月１４・１５日、林間学校に行ってきました。毎年１学期のこの時期に、本校５年生が八ヶ岳少年自然の家に１泊２日で出かけます。

　林間学校は子どもたちにとっては初めての宿泊学習です。家を離れて、子どもたちだけで過ごします。自立心を養うよい機会です。

　学校を出発して、９時過ぎにまだ肌寒い八ヶ岳に到着しました。入所式では「自律」「協同」「友愛」「奉仕」の４つを大切にして、２日間で様々な事にチャレンジしてください、と所長さんからお話がありました。

　早速野外炊飯に取り掛かります。かまど係、カレー係、ごはん係に分かれて、協力して昼食を作ります。先生や職員の方に教えていただきながら、（ちょっとご飯が硬い班もありましたが）どの班もおいしいカレーを作ることができました。

　続いて「冒険ハイク」。施設内に作られたチェックポイントを班の仲間と協力して乗り越え、ゴールを目指します。様々なアスレチックに手を貸しあってチャレンジしました。

　晩御飯を食べたら、「ナイト追跡」。懐中電灯１つ持って、班の仲間と夜の森の中を歩きます。夜の森の中では、梢が風に揺れる音や、小動物が歩く足音までよく聞こえます。「キャー」という子ども達の声も森のあちこちから聞こえてきました。

　みんなでお風呂に入ったら、１０時に消灯。すぐにどの部屋も静かになりました。

　２日目は６時に起床、布団をたたんで（たためない人もいましたが）、「朝の集い」で軽く体を動かします。これで頭も体もすっきり目覚めて、朝ごはんもおいしく食べられるでしょう。

　使った部屋をきれいに掃除して、自然の家の職員の方にお礼を言って、出発です。

　２日目は「美し森絵図ハイク」に挑戦です。清泉寮から３分おきに班ごとに出発し、美し森を目指して登っていきます。ヒントとなるのは班長さんに渡された絵図だけです。班の仲間と道を確認しながら歩きます。

　美し森まで登りきれば、素晴らしい景色とソフトクリームが待っていました。山登りはきついですが、みな励まし合って登っていました。

　２日間を通して、子ども達は励まし合い、協力し合って活動していました。励まし合い協力し合うことで、全員が林間学校のすべての活動にチャレンジし、乗り越えることができました。この経験は５年生全員の大きな財産になったと思います。学んだことをこれからの学校生活で生かしていってほしいと思います。