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夏休みの自由研究 (2016年9月2日)

 2学期が始まって、まず最初にすることは何でしょう? 正解は、夏休みの宿題の提出です。

 高学年生は、自由研究という宿題があります。理科や社会や総合的な学習の時間で学習したことをもとに、自分の興味・関心があることについて調べたり、観察したり、実験したりしたりして、その結果をまとめます。国語や算数、英語の学習で学んだことをヒントに自由研究のテーマを決める子どももいます。

 提出された自由研究は、各クラスの壁に張り出されたり、宿題コーナーに置かれたりします。お互いにどんなことを研究したのか見合うことができるようにするためです。理科や学活の時間に、自由研究の発表をするクラスもあります。クラスの仲間がどんな研究をしたのか、みんな興味津々でお互いの発表に聞き入っていました。

 子どもたちの自由研究を見てみると、様々なテーマが並んでいました。理科的なテーマのものとしては、「紅茶の色の変化」「植物の種は深く植えても芽を出すのか」「十円玉の変色」「果物の甘さ調べ」「昆虫はどんな味のトラップによくくるのか」などがありました。研究方法を決めて実験をして、その結果をしっかりまとめています。

 興味を持ったことをインターネットで調べたり、博物館や水族館で調べたりしてまとめた研究もありました。「リュウグウノツカイの研究」「水晶工芸について」「メンダコの研究」「日本銀行とお金の秘密」「車のナンバーの秘密について」などです。夏休み中に子ども対象に施設を開放して、見学会や学習会を開いている公共機関もあります。そのような会に参加して、学んだことをまとめた自由研究もありました。

 新聞のスクラップを作ったり、旅行記をかいたりした自由研究もありました。きっと家族の方も協力してくださったのでしょう。

 子どもたちの自由研究を見ていると、教科書を読んだり問題集を解く事だけが勉強ではないな、と感じます。自由研究は自分が興味・関心があることについて自由に研究することができる、とてもよい機会だと思いました。自由研究を通して、もっといろいろな事を知りたい、という意欲が育って欲しいです。