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救急法講習会 (2016年7月21日)

7月20日の午後、体育館でPTA主催の救急法講習会を行いました。

6年生の保護者の皆さんと職員が参加しました。6年生の保護者の皆さんには毎年、夏休みのプール開設の際、子ども達の安全を守るために監視にご協力いただいています。

プール監視を行う際、どのような事に注意して行えばよいのか。万が一、不測の事態が起こった場合にはどのように救急救命をおこなえばよいのか。それを教えていただくために、南アルプス市消防本部にお願いして講師の方に来ていただきました。

講師の方からは「救急車が現場に到着するまで平均8分かかります。その間に救急救命を行うことが人の命を救います。」「救急車は南アルプス市には4台しかありません。全部出動していれば、救急車が現場に到着するまでの時間はより長くなってしまいます。」「まずは緊急事態が起きないように、皆の目で子ども達を見守り、予防に努めることが大切です。万が一救急救命が必要な事態が起きたら、チームワークで救急救命を行いましょう。」などのお話がありました。

その後、グループに分かれて実際に胸骨圧迫と人工呼吸を練習しました。練習用人形を使って皆でやってみました。AEDの使い方も教えていただきました。実際にAEDを使ってみて、その使い方を確認しました。

AEDは日本語だと「自動体外式除細動器」というのだそうです。心臓突然死で亡くなられる方は年間6万人くらいいるそうですが、そのうちの何割かは心臓がけいれんしているような状態(心室細動)となり、心臓が機能しなくなって亡くなってしまうのだそうです。AEDはその心臓に電気ショックを流すことで心室細動を取り除き、正常な心臓の状態に戻すことができるのだそうです(だから除細動器と言います)。

本校では保健室前の廊下にAEDが配備されています。実際に使うことがないのが一番ですが、いざというときのために練習しておくことも必要だと感じました。

参加してくださった保護者の皆さんはとても真剣に練習していました。講師の方が、東小学校の皆さんは非常に熱心で上達も早いですね、と驚かれるぐらいでした。

プールでの事故が1件も起こらないよう、協力してプール開設を行なっていきたいと思います。もうすぐ夏休みとなりますが、プール以外でも子ども達が事故なく安全に過ごせるように、保護者や地域の皆様の温かい見守りをよろしくお願いいたします。

南アルプス市消防本部の講師の皆さん、参加してくださった6年生の保護者の皆さん、主催してくださったPTA本部役員の皆さん、ありがとうございました。


救急法講習会