５月２７・２８日と一泊二日で林間学校に行ってきました。出かけたのは５年生です。

５年生は小学校で初めての宿泊学習です。来年は修学旅行がありますが、そのための準備、練習でもあります。

林間学校は「八ヶ岳少年自然の家」に宿泊し、様々な野外活動を行います。２７日の朝、お父さんやお母さんたちのお見送りを受けて学校を出発しました。

到着したら、最初に少年自然の家の皆さんと入所式を行いました。少年自然の家の所長さんからは、「仲間と協力して活動に取り組んでください。家族や先生方に頼ることなく自分達だけで集団生活を行う中で、『自律』『協同』『友愛』『奉仕』の４つを学んでください。」とのお言葉をいただきました。

最初の活動は野外炊飯です。山梨県の郷土食「ほうとう」をつくりした。かまど係がまきに火をつけ、調理係が野菜を調理し、役割分担で行いました。事前学習でかまどのつくり方や野菜の切り方など学習しておいたのですが、実際にやってみると難しい。細い木を組んで火をつけ、カボチャやジャガイモから煮込み始めます。麺が煮えたらみそをといて、ねぎを散らしてできあがり。できあがったら早速いただきます。高原の肌寒い気候に、アツアツのほうとうはとてもおいしかったです。（味見させてもらいましたが、どの班もおいしかったです。）

片づけをした後は冒険ハイクです。敷地内に設定されたコースを班で歩きながら、チェックポイントでは課題に取り組みます。様々なアスレチックが設置されていて、班の仲間と協力しなければ課題はクリアできません。子ども達は上から引っ張ってあげたり、肩車したり、がんばれ、と励まし合ったりしながら取り組んでいました。「協同」と「友愛」を学び、時間内にすべての班がゴールすることができました。

晩御飯を食べてからも活動は続きます。夜の活動、ナイト追跡です。懐中電灯で目印を照らしながら、真っ暗な森の中の道をゴール目指して歩きます。八ヶ岳の夜は闇が深く、始まる前から泣きそうな人もいましたが、歌を歌ったり大声を出したりして励まし合い、元気を振り絞って挑戦していました。

２日目は絵図ハイクです。少年自然の家から出発し、絵地図を見ながら美しの森を目指してハイキングします。すれちがうハイカーのみなさんとあいさつを交わしながら、長い山道を登っていきます。絵地図をチェックしながら、道を間違わないように進むことが大切です。上り坂にギブアップ寸前の人もいましたが、ここでも励まし合って声をかけながら歩いていく姿がたくさん見られました。美しの森頂上ではソフトクリームを食べて元気回復、だいぶ遅れた班もありましたが全員が自分で歩いてゴールすることができました。

お世話になった少年自然の家の皆さんにお礼を述べて、帰路につきました。食事係や生活係、宿泊リーダーなど自然の家の生活場面でもそれぞれが自分の仕事を決めて取り組みました。協力し、自分達で課題に取り組む事ができたと思います。学校ではお迎えに来てくださった校長先生から、「一回り大きくなりましたね。」とのお言葉をいただきました。貴重な体験ができ、様々なことが学べたと思います。これからの学校生活にぜひ生かしていってほしいです。