学校長より


 小中一貫校南アルプス市立白根東小学校は、甲府盆地の西、南アルプスの麓 御勅使川(みだいがわ)の扇状地にあります。南東に霊峰富士、北に八ヶ岳と奥秩父、そしてすぐ西に白根三山など南アルプスの山々がとても美しく見えます。学校の周りには、さくらんぼ・桃・柿などの畑があり、春にはピンクや白のじゅうたんに包まれます。近隣には、白根インターチェンジ、大型ショッピングセンター、総合病院などがあり、住宅の分譲など都市化も進み、自然と都市が融合した地域でもあります。

 

 さて、白根東小学校の令和8年度がスタートしました。本校の校訓『やる気・元気・根気・勇気・思いやり』(五本の木)、学校教育目標『学びを深め、豊かな心をもち、たくましく生きる児童の育成』のもと、地域や保護者の皆様の温かい御支援に支えられながら、全校児童261名が充実した学校生活を送っています。本校では、このような豊かな教育環境の基盤のもと、義務教育の9年間で子供を育てるという視点を持ち、白根巨摩中学校につながる小中一貫校として、小中一貫教育を令和4年度から本格的にスタートしました。「思いやり、創造力、健やかな体を持ち未来を担う白根こまっ子」を9年間で目指す子供像として掲げ、白根巨摩中学校、白根飯野小学校と共に、小中一貫教育を推進していきたいと考えています。

 

 そして、子供たちが不安なく、安心して学べる学校づくりを最優先に考えるとともに、子供たちの生きる力の育成に向け、職員一丸となって教育活動を行ってまいります。今年度も本校の教育活動への御理解と御支援をよろしくお願いいたします。

 

<白根東小学校の歴史>

 白根東小学校の歴史を紐解くと、山梨県で(おそらく日本でも)一番長い歴史と伝統のある公立小学校といえるかもしれません。その理由は、本校が、江戸時代の末期、天保7(1836)年7月27日、幕府・代官所の許可を得て、西野手習所・松聲堂(しょうせいどう)として始まったことによるからです。かの有名な吉田松陰先生がまだ6才の時ですから、歴史の古さをお分かりいただけるかと思います。今年で188年目になります。

 

 初代校長は、江戸の儒学者・松井渙斎(かんさい)先生、二代校長は武蔵国早稲田~伊予国大洲の宮浦東谷(とうこく)先生、三代校長は信州高遠の松井籐七郎(とうしちろう)先生です。

 

 同時期に創立した公立の学校は、本校の他にもありましたが、代官所直営であったため、江戸幕府と共になくなってしまいました。本校は、地域住民が代官所の認可を受けて創立し守ってきた学校であったために、明治の時代になっても存続することができたのです。

 

 学制発布により、明治6(1873)年、西野小学校として受け継がれました。同年開校した在家塚小学校と、昭和44(1969)年に統合(完全統合は昭和45年9月)し、白根東小学校として現在に至っています。

 

           令和8年度 南アルプス市立白根東小学校 校長 有野 清美